ドクターブログ

グラスファイバー補強高強度コンポジットレジンブリッジ

 CAD/CAMレジンクラウンやファイバー補強レジンポストコアなどの国民健康保険導入から,金属の使用率が徐々に減少してきた昨今,欠損に対する固定性補綴装置においてもいよいよメタルフリーの潮流が訪れました。これは,歯科業界を挙
げて真摯にメタルフリーに取り組み,材料の開発・進化を進めてきた結果と言えます。高強度コンポジットレジンが登場してから既に20年以上の歳月が経ち,インレーやクラウンとなって多くの臨床で用いられています。平成24年には,ガラス繊
維をフレームとして,高強度コンボジットレジンを補強したブ`リッジが先進医療の一つに採用された。これによって,高強度コンボジットレジンはいよいよ歯の欠損にまでメタルフリーで対応可能と認知されはじめ,広く国民医療に貢献できる可能性に期待が高まっています。この成果は平成30年度診療報酬改定に向けた医療技術の評価において,対応する優先度が高い技術として「評価すべき医学的な有用性が示されている」と評価され,第二小臼歯欠損症例に対する3ユニットブリッジとして保険対応可能となりました。



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