ドクターブログ

年末年始のお休み

12月30日(土)から1月5日(金)まで休診となります。
来年もよろしくお願いします。

歯周病と咬合

 過去に不正咬合による外傷性咬合が歯周疾患の第一の病因であると考えられた時代もありましたが,歯周病の発現と進行が細菌と直接関係があることが研究され、証明されたことによって,咬合の歯周病に対する病因論は疑問視されました。現在、歯周治療の中心となるのは,感染のコントロールです。まず、プラークコントロールを徹底し スケーリングリレートプレーニングを行うことで炎症をコントロールし,その他の歯周病を増悪させるリスクファクターを可能な限り排除していく歯周基本治療が歯周治療で最も重要であることは疑いの余地はありません。
 不正咬合は,現在,歯周炎を増悪させるリスクファクターの一つと考えられ,その対応は,1歯単位の咬合調整から、全顎矯正に至るまで幅広く、治療法を決定する上では的確な診断,治療計画が重要となります。日常では,咬合性外傷によって歯周炎が進行し、小範囲の咬合調整や暫問固定では対応が困難な症例にも遭遇し、矯正治療の必要性を感じることも多い。

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