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高強度硬質レジンブリッジ他の保険導入

高強度硬質レジンブリッジの保険導入をはじめとした新規歯科医療技術
先進医療技術からの保険導入として高強度硬質レジンブリッジが保険導入されました。ただし,適応は上下両側第二大臼歯4歯すべてが残存し,第二小臼歯欠損(ポンティック)で両隣接歯(第一大臼歯,第一小臼歯)支台のブリッジか,金属アレルギー患者(医科からの診療情報提供の場合に限定)の臼歯1歯中間欠損での支台2歯に限定されます。また,装着時の内面処理加算として,高強度硬質レジンブリッジには90点の加算が新設されました。咋年12月から導人された臼歯用のCAD/CAM冠の場合も,上下顎両側の大臼歯が残存し,左右の咬合支持がある患者に過度な咬合圧が加わらない場合などに下顎第一大臼歯に限定されて適応されていました。
 なお,前回の改定で導入された「有床義歯内面適合法」による軟質材料を用いた場合の技術については,歯科技工士が院内で当日または翌日に床裏装を行い,歯科医帥が装着を行った場合の項目が新たに設けられました。同時に,施設基準において歯科技工上の常勤換算での配置に基準が緩和された。この技術の材料料は,4月から請求が可能となりました。
 このほかにも歯科医療技術については,各学会から提案された一部が今回の改定で新規技術として導入されました。口腔外科領域では,レーザー照射を伴う口腔粘膜処置や手術時のレーザー機器加算が新設されたほか,埋伏歯開窓術が新設されました。また,矯正関連では筋ジストロフィーや3歯以上の永久歯萌出不全に起因した咬合異常(前歯骨性埋伏歯によるものに限定)が保険給付対象として追加されたほか,スライディングブレードが新設されました。

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