一般歯科では虫歯治療や欠けた歯の補綴治療(被せ物や差し歯の処置)などを行います。痛みがある状態や歯の欠けた状態など、処置が急務なこともあり、患者様にとって最善の治療を行うよう心がけています。
虫歯はミュータンス菌と呼ばれる細菌が産生する酸によって、歯が溶けていく(脱灰する)ことで起こります。ミュータンス菌は多くの人のお口の中に存在する細菌で、大量の糖がお口にやってくるとミュータンス菌がそれをえさにして、酸を産出します。その酸が歯の成分を溶かして、スカスカにしていってしまうのです。
虫歯部分はそのままでは蝕まれる前と同じ状態には戻らないため、削ってその部分を補綴治療します。永久歯は一度削ってしまうと元に戻らないため、なるべく早い段階で虫歯を検知して治療に移る必要があります。
初期の内は自覚症状がありませんが、段々と甘いもの、冷たいもの、熱いものという風に歯に触れたときに痛みを感じるものが増えていきます。最後には何もしていなくても痛むようになり、神経を抜く根管治療が必要になります。
治療は基本的に以下のような流れで行います。充分に検査をし、患者様とコミュニケーションをとった上で、治療を進めてまいります。
まず、問診票に症状についての詳細をご記入ください。いつからどんなふうな症状なのか、またはご不明点や気になる点もありましたらお知らせください。
口腔内の状態を視診させていただき、必要に応じて画像診断を行います。レントゲン撮影、口腔内写真撮影、さらに歯の型採りをおこなうこともあります。
検査結果を基に症状を診断いたします。その診断結果に対する治療方針を、方法・期間・費用などに関してご相談させていただきます。
治療方針にご了解いただけますと治療に入ります。
ダイアグノデントはKavo社が開発した、レーザーを使用し、 虫歯の精密検査をする診断装置です。
これにより、視診・触診やX線などによる診断よりも高い確率で初期虫歯を発見することが可能になりました。つまり、ダイアグノデントを使用することで、歯を削ることを最小限に抑え、健康な歯の維持につなげることができるのです。